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レビュー

【レビュー】steam版ゲーム発展国++を評価!(カイロソフト)

皆さんは、ゲーム発展国++というゲームをご存じでしょうか?

ゲーム発展国++は、カイロソフト社が2008年に発売した携帯電話(以下「モバイル」)向けアプリで、ゲームメーカーとして、社員を育成しながらゲームソフトやハードを開発し、稼いで発展させていくシミュレーションゲームです。

2Dのドット絵が可愛らしく、経営・発展の自由度が高いため人気となり、iPhone、android、PS4、switchで次々と移植リリースされ、欧米圏においても話題となりました。

そんなゲーム発展国++が10年以上の時を経て、2022年3月28日(月)にsteam(PC向けプラットフォーム)においてリリースされましたので、早速プレイし、レビューしていきます。

steam版ゲーム発展国++をプレイ!これは買い?

結論からお伝えすると、購入をオススメしません。なぜなら、ゲームボリュームと価格のバランスが釣り合っていないためです。

初めにお伝えしたとおり、ゲーム発展国++は、モバイル時代のゲームです。操作性と性能に限界がある中で作られたゲームであり、今のプラットフォームで考えると物足りない内容です。

steam版のリリースに際して、ステージ要素ややりこみ要素を追加したり、ランキングで競い合うようなシステムを導入したりすることもできたはずですが、2008年から全く変化がありません。

それでいて当時数百円であったものが、この度1,220円で販売されたことにより、ボリュームと価格のバランスが不均衡となったわけです。セール等により50%OFF程度で手に入るのなら、オススメしても良いかなという感じですね。

steam版ゲーム発展国++の良い点

steam版ゲーム発展国++について、総論としては、購入をオススメしないとお伝えしましたが、もちろん良い点もあります。多少割高でもやってみたい方も多いと思いますので、長所をお伝えしします。

①:手軽にプレイできる
②:ゲームメーカーの雰囲気を味わえる
③:ゲーム序盤において没頭できる
④:低いPCスペックで遊べる
⑤:レトロな雰囲気を楽しめる

良い点①:手軽にプレイできる

カイロソフトのゲーム全般に言えますが、プレイまでのハードルが低く、スキマ時間に遊ぶことができます。

『少し時間があるからゲーム1本だけ作ろう!』という風に、手軽にプレイできるのが魅力的です。

じっくりとやりこむゲームが多い中、手軽なゲームには需要がありますね。

良い点②:ゲームメーカーの雰囲気を味わえる

子供の頃、ゲームメーカーに憧れた方もかなり多いのではないでしょうか。

頭の中でゲームシステムやシナリオを考えたり、オリジナルのキャラクターの絵を書いた方も多いと思います。

そんな憧れのゲームメーカーの雰囲気を味わえるのがゲーム発展国++の醍醐味です。子供の頃に作りたかったゲームを作り、ミリオンヒットを目指す楽しさがあります。

良い点③:ゲーム序盤において没頭できる

ゲーム序盤においては、社員が育っておらず、資金も少ないため、1つの選択がその後の発展に大きく影響します。場合によっては、破産してしまうかもしれません。

どうすれば社員が育つのか、どうすれば資金を稼げるのか、どんなゲームを作れば売れるのかなど、とにかく試行錯誤の繰り返しで、わくわくが止まらない時期があります。

シミュレーションゲームは軌道に乗るまでが肝心なので、ゲーム序盤はかなり没頭できると思います。

良い点④:レトロな雰囲気を楽しめる

最近のゲームは、グラフィックに力を入れているものが多く、アニメや映画に近いクオリティに至っています。

そんな中で、ゲーム発展国++は2Dのドット絵を斜め視点から見たシミュレーションであり、レトロな雰囲気が漂うゲームです。

昭和又は平成初期からゲームに触れている方にとっては懐かしいと感じられ、初めて2Dに触れる子供たちにとっては新しい感覚との出会いになると思います。

良い点⑤:低いPCスペックで遊べる

ボリュームやグラフィックが飛躍的に伸びている現代においては、プレイするのに必要な最低スペックを確保するのが難しくなってきています。ほんの数年間PCを買い換えていないだけでも、動作が保証されないのが現実です。

そんな中で、ゲーム発展国++は求められるスペックが低く、ゲーミングPCでなくても問題なく楽しむことができます。

参考に、steamで掲載されている最低スペックを掲載しておきます。

OS: Windows 10 64bit
プロセッサー: Intel Atom® x7-Z8750
メモリー: 1 GB RAM
DirectX: Version 10
ストレージ: 250 MB 利用可能

steam版ゲーム発展国++の悪い点

次に、steam版ゲーム発展国++の悪い点をお伝えします。購入してから悪い点に気づくのは大変残念なので、わかった上でプレイした方が良いです。

①:モバイル版がそのまま移植されただけ
②:ボリューム不足
③:ゲーム中盤から単調
④:ゲームバランスがイマイチ

悪い点①:モバイル版がそのまま移植されただけ

過去にモバイル版をプレイした方が、steamに移植されたゲーム発展国++を発見した時、『あの頃よりも進化しているはず!』と思いがちですが、全く進化していません。

あの頃と全く同じゲームが1,220円でプレイできるだけです。

繰り返しになりますが、steam版のリリースに際して、ステージ要素ややりこみ要素を追加したり、ランキングで競い合うようなシステムを導入したりすることもできたはずですが、2008年から全く変化がありません。

思い出のゲームを楽しみたいと思う方もいると思いますが、私は正直がっかりしました。

悪い点②:ボリューム不足

リリースから数日で、実績(PSでいうところのトロフィー)が追加されましたが、プレイ時間10時間でコンプリートしてしまいました。

コンプリートした後に、特にやりこむ要素がないため、これ以上やることがありません。

残念ながらゲーム発展国++は、買って10時間で冬眠することとなってしまいました。

悪い点③:ゲーム中盤から単調

ゲーム序盤においては、試行錯誤を繰り返す必要があるためかなり面白味がありますが、中盤以降は単純作業が多くなります。

社員の育成やジャンルと要素の相性探しなどはありますが、基本的には『ジャンル等を選んで開始→絵担当選定→音担当選定→完成』永遠にこれの繰り返しです。

ゲーム序盤における没頭から冷め、だんだんと飽きていきます。

この単調さが改善されれば、レビューを書き終わるまで熱を持ち続けられるのだろうなと思います。

悪い点④:ゲームバランスがイマイチ

ゲームバランスがイマイチだなと一番感じるのが、ゲーム終盤においては何のゲームを作ってもミリオンヒットが出せることです。

社員の能力やメーカーの知名度が高いとはいえ、訳の分からないジャンルと要素の組み合わせで、1000万本の大ヒット作が誕生します。

確かに『この組み合わせは全然だめだから売れない』と決めつけるのは難しいかもしれませんが、ゲームなのである程度やってほしいところです。

ゲーム性のキモである、ジャンルと要素の掛け合わせがどうでも良いのであれば、終盤においてやることが皆無となってしまいます。

steam版ゲーム発展国++のパワーアップに期待

steam版ゲーム発展国++は、他のプラットフォームと同様に、2008年に発売されたモバイル版が単に移植されたに過ぎません。

それでも、最初の数時間は没頭しましたし、実績をコンプリートするまでプレイしました。

ボリュームと価格のバランスの関係でオススメしないタイトルと評していますが、均衡が取れれば良ゲームだと思います。

もちろん、できればこのバランスの均衡は、価格を下げることで取るのではなく、ゲームをパワーアップさせることで取ってほしいなと思います。

昔は、販売後にアップデートすることは難しかったと思いますが、今は容易です。誰に聞かれても『steam版ゲーム発展国++は買いだ!』と答えることができるような、パワーアップを今後に期待します。

もし、steam版ゲーム発展国++がパワーアップした際には、追記若しくは記事を書き直しますので、ぜひともよろしくお願いいたします!

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